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オフタイム 2022.05.30

ライターが読んだオススメ本紹介!

オススメ本
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こんにちは!

季節もすっかり夏らしくなってきたこの頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今回は突然ですが、ライターが読んだオススメの本を紹介していきます!

 

紹介する本は、小説家・西加奈子さんによる5年ぶりの長篇小説『夜が明ける』です。

本作は、2022年本屋大賞にもノミネートされました!

 

著者・西加奈子さんプロフィール

以下、西加奈子さんのプロフィールを特設サイトより抜粋しました。

1977(昭和52)年、イランのテヘラン生れ。エジプトのカイロ、大阪で育つ。2004(平成16)年に『あおい』でデビュー。

翌年、1 匹の犬と5人の家族の暮らしを描いた『さくら』を発表、ベストセラーに。2007年『通天閣』で織田作之助賞を受賞。

2013年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞受賞。その他の小説に『窓の魚』『きいろいゾウ』『うつくしい人』『きりこについて』『炎上する君』『円卓』『漁港の肉子ちゃん』『地下の鳩』『ふる』など多数。

(引用:西加奈子『夜が明ける』 特設サイト | 新潮社

 

『夜が明ける』あらすじ

今回紹介している『夜が明ける』のあらすじは、とても一言ではまとめられないので、こちらも特設サイトより抜粋させていただきました。

15歳の時、高校で「俺」は身長191センチのアキと出会った。 普通の家庭で育った「俺」と、母親にネグレクトされていた吃音のアキは、 共有できることなんて何一つないのに、互いにかけがえのない存在になっていった。

大学卒業後、「俺」はテレビ制作会社に就職し、アキは劇団に所属する。しかし、焦がれて飛び込んだ世界は理不尽に満ちていて、少しずつ、俺たちの心と身体は壊れていった……。

思春期から33歳になるまでの二人の友情と成長を描きながら、 人間の哀しさや弱さ、そして生きていくことの奇跡を描く、感動作!

(引用:西加奈子『夜が明ける』 特設サイト | 新潮社

 

著者メッセージ動画

西加奈子さんご本人のメッセージ動画も掲載させていただきます。

 

感想

あらすじにも記載がありますが、物語の主軸となるのは「俺」と「アキ」の2人。

彼らの学生時代から33歳になるまでの成長を綴った物語です。

物語のテーマとしては、「幼少期の虐待」、「若者の貧困」、「過重労働」など、かなり重め。

本の帯にはこんな文も載っていました。

現代日本に確実に存在する貧困、虐待、過重労働―― 。

「当事者でもない自分が、書いていいのか、作品にしていいのか」という葛藤を抱えながら、

社会の一員として、作家のエゴとして、全力で書き尽くした渾身の作品。

 

リアルで過酷な描写も多く含まれる本作は、とても軽い気持ちで読める物語ではありません。

実際、私も1日約40ページずつ10日間に分けてなんとか読み終えることができました。

それでも読んだ後は、心にずしりと響くものがたくさんあり、余韻がすごかったです。

時には登場人物の状況に自分を重ね合わせたり、時には自分よりも凄惨な状況に立ち向かう姿に勇気をもらったり胸を痛めたりしながら、夢中で読みふけっていました。

「どんなに過酷な状況だとしても、必ず夜は明ける。」

タイトルには、そんな一抹の希望も含まれているのかなと推察します。

 

著名人による推薦コメント

さらに本作の特設サイトには、著名人からの推薦コメントも寄せられていました。

そのメンバーは、小泉今日子さん、是枝裕和さん、仲野太賀さん、二階堂ふみさんといった錚々たる顔ぶれ。

とくに小泉今日子さんのコメントにとても共感したので、抜粋させていただきます。

今、社会の中で、気付かなくちゃ、感じなくちゃいけないことがきっちり書いてある。

 

まさに!という感じです。

この物語はフィクションですが、そこに存在している問題は現実でも起こっていることでもあります。

そこから目を背けたい人にはオススメできませんが、現実と向き合う覚悟がある方には得られるものが多分にあるはず。

ぜひ、気になる方はチェックしてみてくださいね。

オススメ本

今後も読んだ本や鑑賞した映画、音楽なども随時紹介していこうと思っています。

次回の記事もお楽しみに!

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