【インタビュー】未経験から活躍中!税務コンサルタント・加藤健一さん
未経験から入社し、現在税務コンサルタントとして活躍中の加藤健一さん。
スタートアップ会計事務所への入社に至るまでや面接でのエピソード、現在のお仕事についてインタビューしました。
未経験だったことから、最初は難しいと思うことも沢山あったそうです。
「野球バカ」だという加藤さんは、どのように壁を乗り越えてきたのでしょうか?
Interview : ST場のベンチ
試験勉強に区切りをつけ、スタートアップ会計事務所へ
――「中小企業のような、身近な人を支える仕事の方がやりがいを感じられるんじゃないか」と思い、就職先を探し始めました。
●前職はどのようなお仕事でしたか?
正社員として働くのは、実はスタートアップ会計事務所が初めてなんです。
大学生の頃から公認会計士を目指し、試験へのチャレンジを続けていました。
大学卒業後も、飲食店や監査法人で働きながら4年ほど受験を続けていましたが、区切りをつけて就職しようと思ったんです。
●就職しようと思ったきっかけを、詳しく教えて下さい。
試験へのモチベーション維持が難しくなったり、当時の年齢(27歳)を考えて決断しました。
監査法人で上場会社の会計監査のアシスタント業務を1年間していたのですが、すごく大きい会社を見るので、誰かのために働いている感覚があまり持てなかったんです。
監査法人の仕事にもやりがいは大きかったんですが、「中小企業のような、身近な人を支える仕事の方が更にやりがいを感じられるのでは」と思い、就職先を探し始めました。
●スタートアップ会計事務所をどうやって知りましたか?
僕は会計や経理に特化した人材紹介会社からの紹介で知りました。
10社ほど紹介された中から、スタートアップ会計事務所を含めた3社に応募して、それぞれ面接を受けに行ったのが始まりです。
面接で感じた気さくな雰囲気
――未経験の自分が働いて、本当にやっていけるかなって考えた時に、スタートアップ会計事務所の方が成長できそうな気がしました。
●面接はどんな雰囲気でしたか?
堅すぎず、柔らかすぎずでした。大堀さんと1対1でしたが、話しやすかったですね。
すごく覚えているのは、面接で試験問題やお茶出しをしてくれた総務の方と誕生日が一緒だったみたいで。
お茶をいただいたときにその総務の方から「誕生日一緒ですね」って言われて、すごく親近感がわきました。
他の2社と比べても、気さくにしゃべりかけてくれたりといった何気ない雰囲気に、良いものを感じましたね。
●どんなことを聞かれましたか?
僕は今面接する立場になってるんですけど、それとほぼ変わらなくて、自己紹介や長所短所、今まで努力したこと、趣味についてなどを聞かれましたね。
●努力したことには何て答えましたか?
野球のことを話しました。
未経験で自分でアピールするものがなかったんで、やっぱり今まで自分が誇れるものといったら、厳しい練習がある高校の野球部で3年間やり切ったことなので。
自信を持って言えることを話した結果、ほぼ野球の話しかしてないっていう感じでしたね(笑)。
●面接を受ける上で気をつけたことはありますか?
野球しか誇れるものがなかったので、野球で培った根性だけはあることをアピールしました。
●根性だけで乗り切った(笑)。でも入社試験はありましたよね?
ありました。税務の実務的な問題で、未経験だったので全然分からなかったですね。
●それでも採用されたということは、根性があるというのが大きなポイントだったのでしょうか。
どういう経緯で決めたのかは詳しく聞いてないんですけど、大堀さんの中で、“体育会系の人はやれる”といった考えがあるらしくて。
経験はないけど、甲子園に出られるような高校の野球部出身で根性がありそうだし、やってくれそうだと思ってもらえたんじゃないですかね。
入った後も“ポテンシャル採用”って言われましたから(笑)。
●入社の決め手はなんでしたか?
他に1社から内定をもらいましたが、実はそっちの方が待遇が良かったんです。
でも未経験の自分が働いて、本当にやっていけるかなって考えた時に、スタートアップ会計事務所の方が成長できそうな気がしました。
色々教えてくれそうな雰囲気をすごく感じたことも、入社の決め手です。
●待遇よりも、自分がやっていけそうかみたいな基準で選んだんですか?
あとはフィーリングというか、雰囲気が良かったというのも大きいですね。
入社後の苦労を乗り越えるまで
――大変なことばかりだったんですけど、ポジティブな意味の大変さで、逆にそれすらも楽しめてたかなと思います。
●ここだったらやっていけそうだなっていう風に思われて、実際入社後はどうでしたか?
当時、未経験者が入るのは僕が初めてだったんです。
その分、経験があって詳しい人ばかりだったので、”みんなで加藤君を教えよう”という雰囲気を感じられて嬉しかったですね。
●質問しやすい雰囲気はありましたか?
「分からなかったら聞いて」と言ってもらえたので、基本的にいつも質問していました。
教えてくれたことをすぐに理解できないこともありましたが、何か聞いたら丁寧に教えてくれる雰囲気があったので、聞きやすかったですね。
色々教えてくれて、未経験の自分でも成長できそうだなっていうところは、想像通りでした。
●一番大変だったことは、なんですか?
入ったときは社会人経験がほぼないというのもあって、どう進めていいか分からないことばかりだったので、”これやっていけるかな…”と思いました。
最初のうちは、3ヶ月くらいでダメになるかもと思っていましたね。
●最初の辛さから抜けたきっかけはなんですか?
僕は8月に入社して、11月くらいから年末調整や確定申告でずっと繁忙期だったんです。
そんな忙しい時期がずっと続く中でも、教えてもらったことや言われたことは1個1個ものにしていこうと思いました。
特に1度教えてもらったことを、再度質問しないように意識していましたね。
そうするとだんだん仕事が身についていって、確定申告を終えた4月頃からは、なんとなく一人で出来るようになりました。
そうなるまでには半年ぐらいかかりましたね。
●ある程度できるようになって、楽しくなってきたというかやっていけそうだなと思えてきた。
そうですね。本当に大変なことばかりだったんですけど、ポジティブな意味の大変さで、逆にそれすらも楽しめてたかなと思います。
辛いというよりも、日々色んなことが起きて変化していったので、すごく充実していました。
●一番嬉しかったことは、なんですか?
みんなから教えてもらっていた分、仕事を自分一人の力で出来るようになった時はやっぱり嬉しかったですね。
客さんから「ありがとう」とお礼を言われた時には、すごい達成感を感じたのを覚えてます。
現在の仕事と今後の目標
――未経験だったからこそ、分からない人の気持ちが分かる
●現在はどんな職務内容ですか?
お客さんを大体30社くらい担当しています。お客さんから税務相談を受けたり、経営的なアドバイスをしたりすることが主な職務内容です。
●今後、仕事でチャレンジしたいことや目標はありますか?
お客さんや同僚、誰からも信頼・必要とされる人でありたいです。
●そのためにしていることはありますか?
まず相手の気持ちになって考えることを、常に意識しています。
お客さんから税務的なことを質問される時も、僕は未経験だったからこそ、分からない人の気持ちが分かると思うので。
相手の立場に立って、気持ちを考えてから動くことを大切にしていますね。
●これから応募される方に一言お願いします。
周りと協力しながら仕事や物事を進めたいっていう人には、うちの事務所が合ってると思います。
僕たちの仕事って、もちろん担当者は個人プレーヤーでなきゃいけない部分もあるんですけど、割とチームプレーでやってるところがあるので。
僕もそういう人と働きたいですね。未経験の方も大歓迎です!
●野球が好きな人でも嬉しいですね(笑)。
ははは(笑)。未経験で不安な方もいるとおもうんですが、僕もそうだったので一緒に頑張りましょう!
加藤さんの1日
●加藤さんに、ある日のお仕事の流れを教えてもらいました!
・8:50 出社
家から事務所までは約1時間です。 フレックス制度を導入しているため、 8時出社または10時出社にすることもでき、 通勤ラッシュを避けることができるので、快適に出社できます!
・9:00 始業
クライアント先からのメールや社内のメールをチェックし、 返信できるものはすぐに返信していきます。 必要な場合は情報収集を行います。
・10:00 業務進捗確認
業務の進捗を確認し、 1日・1週間・1ヶ月ごとの業務を整理します。
・10:30 社内MTG
社内での連絡事項を共有したり、 チームメンバーやチームごとの進捗状況を確認したりします。
・12:00 ランチ
外に食べに行ったり、持参した弁当を食べます。 私は弁当を持参することが多く、 社内の休憩スペースで、同僚たちとランチのひと時を過ごします。
・13:00 クライアント先へ訪問
今日はクライアントと3ヶ月に1回の打ち合わせがあります。 月次レポートでの報告に加えて、決算のシミュレーションを行いました。 決算対策を一緒に検討して、最後に今後の納税予定を確認しました。
・15:00 帰社
打ち合わせの内容を整理し、議事録として記録を残しておきます。
・15:30 税務相談・質問対応
同僚と税務の難解な論点を検討したり、 後輩からの質問に対して、一緒に検討したりします。
・16:00 決算・申告作業
毎月2・3件ほどの申告があります。 決算・申告は、クライアントにとって重要なものとなるので、 期限までに申告できるように作業を進めていきます。
・18:00 月次チェック作業・打ち合わせ準備
アシスタントさんにお願いしていた入力作業をチェックし、 明日のクライアントとの打ち合わせのための資料を作成します。
・19:00 帰社
少し残業してしまいましたが、作業がひと段落したので今日は帰ります。 閑散期はこのぐらいですが、 繁忙期はもう少し遅くまで残業することもあります。
●加藤さん、ありがとうございました!
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新しい“スタート”をともに
弊所は2015年に設立し、設立前後の企業のスタートアップを中心に、
経営支援を行っています。 2017年には社労士部門を設立し、お客様に
税務・会計だけでなく、労務分野でもサービスを提供できる体制が整いました。
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